ディベヒ語に関するコメント

ディベヒ語学習にお勧めの本(個人的意見です)
とにかく揃えてもらいたいのが、以下の3種類の文献です。
まず、文法を理解するための「ディベヒ語について(文法I)」と「続・ディベヒ語について(表現方法)」のセットか、または「SAY IT IN MALDIVIAN」です。専門的で奥深い文法書は、後者です。前者は東京で、後者は千葉で複写できますので、首都圏在住の方は、足を運ばれるといいかと思います。
次に、会話を覚えるために、「Practical Dhivehi」、「モルディブ旅行ポケット通訳ディヴェヒ語会話DHIVEHI CONVERSATION」、「Dhivehi Phrase Book」の三冊のどれかです。
最後に、辞書「DHIVEHI-ENGLISH DICTIONARY」です。
詳しくは、ディベヒ語に関する文献紹介のページで。
それと、私の執筆した本には、ディベヒ語の文法的(?)な事も書いてありますので、参考にして頂いたら、幸いです。どの文献にも記載されていない、受動態の表現方法も書きました。このページからダウンロード出来ます。執筆した時点では、上記の辞書を入手していなかったので、この本の中のミニ辞書は、それをカバーしていません。


ディベヒ語に関する私の経緯
初めてモルディブへ行き、帰国後すぐにディベヒ語の勉強に取り掛かったのが1996年。もうすぐ10年経ちます。その頃、まだ若かった私も今ではいい中年。まだ、インターネットもメールもほとんど普及していなくて、日本のどこかにきっと数人ならいるだろうと思われる、ディベヒ語に興味のある同じ仲間がいれば、共同で辞書も作れるのに・・・とか、当時では実現不可能と思われるような夢を見ていました。まだ、一般にさほどインターネットが普及していなかった頃なので、「dhivehi」で検索してみても、何も引っかかって来なく、「ディベヒ語を勉強したいけど、どうやったらいいかわからない。誰か教えて欲しい」というドイツ人、オーストラリア人などのBBSの書き込みくらいだけでした。そのたびに、私はその人達に、苦心して英語を書き、メールで文献の存在と入手方法を教えていたものでした。何件かそのような書き込みがあったので、独自にHPを立ち上げて、文献の紹介を載せる事にしたのが、そもそもの始まりです。
独学していると段々、ディベヒ語の文法が見えてきました。そして、これが自分の頭の中にだけあるのです。忘れたらもう終わり。忘れる前に、自分でまとめて本を書きました。(このHPに載せてあるノートです)これを書いておいて本当に良かったと今では思います。その後、妊娠して育児に追われて忘れていく一方でしたから。そして、夜の授乳から解放されたので、本を最終的にまとめあげました。で、これを日本に数人しかいないかもしれないディベヒ語学習者のためにどうやって公開しようかと考えてながらも、育児に追われて4年もフロッピー内に放置。HPで無料でダウンロード出来るようにして、やっと日の目を見ることが出来た本です。BBSを見ると、活用して下さっている方がいらっしゃるようで、私としてもとても嬉しい限りです。なにしろ素人ですので、専門的に言語学などを勉強した方から見ると、めちゃめちゃなお粗末なものだと思います。いつの日か、体系だったディベヒ語の文法が確立されたり、専門家による文法書が発売されたりする事を願ってやみません。その時まで、このサイトはほとんど更新はしないでしょうが、このまま情報源として閉鎖せずに続ける方針です。

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